施設案内(機械設備)
ポセイドン
診療で使う診察台(ユニット)の水は、一般家庭と同じ水道水から来ています。皆さんは水道の中にどれだけの細菌が潜んでいるかご存知でしょうか。もちろん水道の蛇口をひねってすぐ飲む水に不安を感じることはありません。なぜなら水道水には細菌を抑える『塩素』が含まれているからです。
しかしユニットの水は、蛇口をひねってすぐの水と同じではありません。
なぜならユニットには1日の診療が終わっても水が中に残る為、長時間置いておくと塩素の濃度が低くなり、細菌が繁殖しやすい状態になってしまうからです。
通常は診療終了後に機械のメンテナンスをするので心配ないのですが、お盆・年末年始などの長期休みがあると、どうしても細菌の繁殖の心配が出てきます。
そこで当院では感染対策として細菌の繁殖を限りなくゼロに近づける為に『ポセイドン』という機械を導入しております。
『ポセイドン』とは、水道水に含まれる「塩素イオン」を電気的に分解し、中性の次亜塩素酸水(消毒効果の有る成分)を作り出して、水道水中の残留塩素濃度を維持する装置です。
水道水のみを使用することや、生成水が「中性」であるため歯科ユニットの水配管を傷めにくいことなど、治療水の水質を衛生的に保つための優れた特徴を備えています。
ホルホープ
(ガス殺菌器)
歯科治療には、熱に弱い器具や、プラスチックの器具なども使用したりします。そのような器具はオートクレーブ(下記参照)を使用すると熱により変形してしまったりするため、あまりしっかりした滅菌ができないのです。
そのような器具を殺菌するために本院ではガスを使用した殺菌機械を導入しています。
オートクレーブ
(高圧蒸気滅菌器)
ズバリ読んで字の如く、高温・高圧力で器具を滅菌する機械です。
(圧力鍋の凄いやつって感じのものです)
お口の中を触る器具は、基本的にこれで滅菌したものを使用します。
歯を削るドリルの替え刃なども全て使用後には洗浄・滅菌しますので、そのまま使い回すことはありません。
iClave mini
(アイクレーブミニ)
上記のオートクレーブの小型版です。
主にドリルの持ち手部分の滅菌に使用しています。
レントゲン
(パノラマ・CT・デンタル)
※左:パノラマ・CT 右:デンタル の撮影機です
当医院で撮影するレントゲンは全てデジタルです。
パノラマ
お口の中を一気に撮影する、大きい写真のことです。
顔から首にかけて広い範囲の骨や歯の状態を撮影でき、定期的に撮影することで歯周病の進行度合いの確認や、異常の早期発見に繋がります。
CT
パノラマは2次元(平面的)ですが、CTは3次元的(立体的)な写真を撮ることが出来ます。
親知らずやインプラント(人工歯根)などの外科的な処置を行う際に、詳しく観察・診断できるので、治療を安全に進めることが出来ます。
デンタル
お口の中に小さいフィルムを入れて撮影するレントゲンのことです。
パノラマでは確認しきれないような部位や、小さい虫歯の確認に使ったり、根っこの治療(根管治療)の際の状態の確認などに使用します。
《放射線量の目安》
日本人1人あたりの年間自然放射線 | 2.4 mSv |
東京〜ニューヨーク間 (往復) | 0.19 mSv |
歯科用CT 撮影 (1回) | 0.1 mSv |
歯科パノラマ撮影 (1回) | 0.03 mSv |
歯科デンタル撮影 (1枚) | 0.01 mSv |
当医院でのCT 撮影(1回) | 0.064 mSv |
当医院でのパノラマ撮影 (1回) | 0.014 mSv |
当医院でのデンタル撮影 (1枚) | 0.006 mSv |